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GitHubの使い方|アカウント登録とリポジトリの作成方法

本記事では、コード管理に便利なGitHubのアカウント登録方法、リポジトリの作成方法についてご紹介します。

GitHubアカウントの登録方法

それでは、GitHubに登録していきましょう。

  1. GitHub(https://github.com)の公式サイトにアクセスします。
  2. 「Sign up for GitHub」を選択し次の画面に進みメールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力していきます。

3. メールアドレスを入力して「Continue」を選択します。

4. パスワードを入力して「Continue」を選択します。

5. ユーザー名を入力して「Continue」を選択します。

6. お知らせメールの受け取り有無を入力して「Continue」を選択します。

7. 質問に回答して「Create account」を選択します。

8. コードの入力を要求されます。そのコードは、先ほど入力したメールアドレス宛に送られてくるので確認して入力します。

9. コードを入力して「Welcome to GitHub」というメールが届いたら登録完了です。

特に難しい項目はありませんので簡単に登録できるでしょう。

リモートリポジトリの作成方法

リポジトリとは、ファイルやディレクトリの状態を保存する場所です。

  1. リモートリポジトリの作成方法として、最初にGitHub(https://github.com)にログインしてから左上にある「New」を選択します。もしくは、右上にある「+」マークをクリックして表示される「New repository(新規リポジトリ)」を選択します。どちらからでも同じ画面に移動します。

「New」もしくは「New repository(新規リポジトリ)」をクリックすると以下の画面に移動します。

 

2. 「Owner」プルダウンからリポジトリを作成するアカウントを選択します。

3. 「Repository name」を入力します。必要に応じて「Description」にリポジトリの概要を入力します。

4. リポジトリにアクセスできるユーザーを制限するために「Public(公開)」か「Private(非公開)」のどちらかを選択します。Publicは、インターネット上の全てのユーザーがアクセスできます。Privateは、自分とアクセスを許可したユーザーに限定できます。今回はPublicを選択します。

5. READMEファイルを作成する場合は、「Add a README file」にチェックを入れましょう。ここでチェックを入れなくてもREADMEファイルは後で作成することもできます。今回はチェックをしません。

6. 「Add .gitignore」は、リポジトリに含めたくないファイルやディレクトリがある場合に設定します。初期の設定では「None」が選択されています。今回は「None」のままにします。

7. 「Choose a license」は、リポジトリにオープンライセンスを明記することで、一定の条件下で他者がソースコードを利用、改変、再頒布できるようになります。誰かに使ってもらうことを想定しているのであれば設定しましょう。初期の設定では「None」が選択されています。今回は「None」のままにします。リポジトリの作成後に、オープンライセンスを適用することもできます。

ライセンスの追加の詳細はこちら(docs.github.com

8. 最後に、「Create repository(リポジトリの作成)」を選択することでリポジトリの作成は完了です。

リポジトリの作成が完了すると以下の画面に移動します。

 

【macOS】GitHubにプッシュする

GitHubで作成したリモートリポジトリに、ファイルをプッシュしていきましょう。

リモートリポジトリにファイルの追加、変更履歴をアップロードすることをプッシュ(push)と呼びます。 自分のマシンの中にあるローカルリポジトリにファイルの追加、変更履歴を記録することをコミット(commit)と呼びます。

GitHubとやり取りするためには、Gitをインストールする必要があるので、ローカル環境にGitの環境を準備しましょう。以下のリンクにmacOS、Windowsのインストールの方法が記載されています。

Macの場合、最初にターミナルを起動しましょう。

以下のいずれかの操作を行います。

  • Launchpadのアイコンをクリックして、画面上部に検索フィールドが表示されるので「ターミナル」と入力してください。

 

ターミナルのアプリケーションが表示されたらクリックして開いてください。

  • Finderをクリックして、「アプリケーション/ユーティリティフォルダ」を開いてから「ターミナル」をダブルクリックして開いてください。
  • command + spaceを押して表示される「Spotlight検索」にて、「ターミナル」と入力すると「ターミナル.app」というアプリケーションが表示されるのでクリックして開いてください。

Gitのインストール

ターミナルを開いて以下のコマンドを実行しましょう。($以降をコピーしてください)

$ git --version

以下のように表示されていれば、すぐにGitを使用することができます。

git version 2.21.0 (Apple Git-113)

上記のようなバージョン情報が出なかった場合は、「gitを使用するには、コマンドライン・デベロッパー・ツールが必要です。ツールをダウンロードしますか」のようなポップアップが出ているかと思います。インストールのボタンをクリックしてコマンドライン・デベロッパー・ツールをインストールしましょう。

Gitの初期設定

Gitのインストールが完了したら、Gitの初期設定をしましょう。

メインで使うアカウント設定

コミットする人が誰かわかるようにコミット時に記録される情報を設定していきます。メインで使うアカウントを登録する際は、グローバルの「~/.gitconfig」ファイルにメールアドレスとユーザー名を設定しましょう。

以下のコマンドをターミナルで実行して設定してください。ユーザー名とメールアドレスは自由に設定してください。

$ git config --global user.name "Mike"

$ git config --global user.email "mike@example.com"

 

以下のコマンドで設定できているか確認できます。

$ cat ~/.gitconfig

 

次のように表示されていれば設定完了です。

[user]

email = mike@example.com

name = Mike

 

サブで使うアカウント設定

個人用などサブのアカウントで登録する際は、リポジトリごとの「.git/config」ファイルにメールアドレスとユーザー名を設定しましょう。

最初にサブのアカウントで登録したいリポジトリにcdコマンドで移動してから以下のコマンドを実行してください。ユーザー名とメールアドレスは自由に設定してください。

$ git config user.name "Mikesub"

$ git config user.email "mikesub@example.com"

 

以下のコマンドで設定できているか確認できます。

$ cat .git/config

 

次のように表示されていれば設定完了です。

[user]

email = mikesub@example.com

user = Mikesub

 

GitHubにプッシュする

Gitの初期設定が完了したのでGitHubにプッシュしていきます。

以下のコマンドからGitで管理するディレクトリ(testフォルダ)を作成し移動します。

$ mkdir test

$ cd test

cd testを実行した後に、移動しているか確認のために「pwd」コマンドを実行すると「/Users/ユーザ名/test」となっていることが確認できるでしょう。

また、以下の方法で作成したディレクトリ(testフォルダ)を見ることもできます。

Finderの移動メニューから「フォルダへ移動」を選択して「/Users/ユーザ名/test」を入力して「移動」を選択すると空のディレクトリ(testフォルダ)が作成されていることが確認できるでしょう。

testフォルダには、googlecolaboratoryで以下のように作成した「test.py」を入れています。

 

gitで管理できるようにするために以下のコマンドを実行し現在のディレクトリに「.git」というリポジトリを構成するディレクトリを作成します。

$ git init

 

続いて現在のローカルリポジトリの状態を「status」コマンドを使用して確認します。Untracked files:にtest.pyが含まれていることから、git add されていないファイルであることがわかります。

$ git status

On branch master

No commits yet

Untracked files:

(use "git add <file>..." to include in what will be committed)

test.py

nothing added to commit but untracked files present(use "git add" to track)

 

test.pyをコミットするために「git add」コマンドを使用します。Gitで管理する対象のファイルとなります。

$ git add test.py

 

メモ

「git add ファイル名」は、ひとつずつ追加します。「git add .」は、ドットで全てのファイル、ディレクトリを追加します。「git add * .py」は、アスタリスクで全ての.pyファイルを指定して追加します。

もう一度、「status」コマンドを使用するとコミットできる対象になっていることが確認できます。

$ git status

On branch master

Changes to be committed:

(use "git reset HEAD <file>..." to unstage)

new file: test.py

 

「git commit」コマンドで対象のファイルをコミットします。

$ git commit -m "new file"

これでコミットは完了です。

メモ

git commitは、追加や編集したファイル、ディレクトリをgitのリポジトリに登録するためのコマンドです。オプション「-m」は、コメントを追加することができます。

 

GitHub上で指定されているコマンドを実行します。「git remote」コマンドを使用して指定したリモートリポジトリのアドレスをGitHub上のリモートリポジトリに追加します。GitHubで作成したリモートリポジトリのアドレスを「https://~.git」までコピーしましょう。

コピーできたら「git remote add origin」以降にコピーしたURLを貼り付けて実行しましょう。

$ git remote add origin https://github.com/ユーザー名/test.git

 

最後にローカルリポジトリの内容をGitHub上にあるリモートリポジトリに反映させるために「git push」コマンドでリモートリポジトリに送信します。

passphraseを設定している場合は入力して実行してください。

GitHubの画面上で反映できていることを確認しましょう。

$ git push origin master

 

まとめ

今回は、GitHubとGitの使い方について解説しました。

これからGitHubを始める際に参考にしてみてください。



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